茨城県への旅:海あり、山あり、東京近郊でありながら風光明媚な大自然を体感

2019年 08月14日


茨城県の概要

関東地方の北東部にあり、県庁所在地は水戸。日本三名園のひとつ偕楽園や世界最大の大仏である牛久大仏、瑠璃唐草(ネモフィラ)の咲き乱れるひたち海浜公園、ご神木のあるパワースポットの御岩神社、太平洋に面した丘の上の神々しい大洗磯崎神社、まさに日本画の世界を目の当たりにできる、日本の音風景100選にも選ばれた五浦海岸など多くの観光スポットがある魅力あふれる県なのです。

東京から日帰りもできる大自然を満喫する旅はいかがでしょう。 
 主な見どころ


‐ 偕楽園(中央部):日本三名園のひとつ。1842年、水戸藩藩主徳川斉昭公により作られた公園。都市公園としてはニューヨークのセントラルパークに次いで世界第二位の面積(300ha)。東京ドーム64個分という巨大な公園には100種類3000本の梅が植えられており、2月下旬から3月下旬にかけては梅まつりが行われます。また、桜、つつじ、萩、二季咲桜と四季折々の美しい花が楽しめます。

‐ 牛久大仏(南部):高さ120mの世界最大のブロンズ製立像。奈良の大仏が掌に乗ってしまうほどの巨大な仏像です。浄土庭園の中にあり、そこには小動物公園、花畑、食事処などがあります。

‐ 大洗磯崎神社(東部):太平洋に面した岬の上に鎮座する神社で大洗市の文化財に指定されている。「神磯の鳥居」は打ちつける波の中にある白い鳥居。あまりの美しさに息を飲むでしょう。こちらは初日の出を拝む名所としても人気があります。

‐ 五浦海岸(北部):大小の入江、磯、断崖絶壁など、打ち寄せる波をまさに圧巻の日本画の世界。また、東京美術学校(現在の東京芸術大学)の創立者岡倉天心が居を構え、現在は茨城県天心記念五浦美術館もあります。

‐ ひたち海浜公園(北部):春はネモフィラ、スイセン、チューリップ、初夏はポピーやバラ、夏はヒマワリ、秋はコスモス、冬はアイスチューリップなど様々は花が四季を通じて楽しめます。また、大観覧車、遊園地、アスレチックやバーベキューを楽しめる広場など大人から子供まで楽しめる場所です。

グルメ

‐ 納豆(水戸市):大豆を納豆菌によって発酵させた日本の国民食。豊富なビタミン、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維、乳酸菌、たんぱく質を含有し、骨にも良く、免疫力を高めると国外でも人気。水戸納豆は歴史が古く、源義家が1083年に奥州に向かう途中に馬の飼料である煮豆の残りから納豆ができたと言われています。また、水戸地方では各農家が自家製の納豆を食しており、それを近代的食品工業として製造技術を確立し、近代的マーケティングによって販路を拡大し、水戸納豆として全国区のブランドとなっていきました。
 

‐ 梅干し(水戸市):日本三大庭園のひとつに数えられる水戸の偕楽園は水戸藩主・徳川斉昭公によって設立された梅林でとくに有名な公園ですが、ここに植林されたのが梅であったことは、『種梅記(しゅばいき)』に記されています。もちろん梅の外観の美しさについて、そして、梅の実の酸がのどの渇きや疲れをいやすものであることに言及しています。保存にきき、防腐効果、殺菌効果もある梅干し。偕楽園設立後は梅干しの文化が茨城に広がっていきました。

‐ あんこう鍋(大洗町):あんこうはみかけは迫力ある形をしていますが、コラーゲンがたっぷりのおいしい魚で、あんこう鍋は野菜も一緒に食べられる健康食でもあります。最後は出汁のきいた雑炊をたのしんではいかがでしょう。

名産品

‐ ゆず味噌:茨城は柚子の名産地としても有名です。ふろふきと呼ばれる、大根や蕪などの野菜を大きく切って茹でたり煮たり蒸したものにこの味噌をつけて食べるのは日本の冬の楽しみでもあります。

‐ 凍み(しみ)こんにゃく:こんにゃくもまた茨城の名産品で、低カロリー食として海外でも人気がひろがっています。この凍みこんにゃくは江戸時代より作られている幻の食材といわれており、厳冬期の田畑に藁を敷き詰め、ハガキ大に切ったこんにゃくを並べ、夜から朝型にかけて凍ったこんにゃくを昼間の直射日光でゆっくり解凍し、また夜中に凍らせ、日中に溶かすを繰り返して20日で出来上がる保存食です。砂糖、酒、しょうゆ、みりんなどで味付けをして家庭で味わうのが一般的ですが、てんぷらにしたり、お吸い物の具にしたり、様々な調理ができます。カロリーゼロで繊維質やカルシウムに富むので、優れた健康食、そして50年持つ優れた保存食としても重宝です。お土産にいかがでしょうか。
 アトラクション

‐ 竜神大吊橋:竜神橋は奥久慈県立自然公園に位置し、V字形の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた竜神ダムの上にかけられています。長さ375メートル、歩行者用のつり橋としては国内最大級であり、橋の上からは四季折々のパノラマを楽しめます。

‐ ワープステーション江戸:NHKエンタープライズが運営するロケ施設で、戦国時代、江戸時代の日本の街並みや施設が再現された「中近世エリア」と明治・大正・昭和の商店街やビル街が再現された「近現代エリア」が一般公開されています。撮影中は通行規制がある場合もありますが、時代劇にタイムスリップした気分を楽しめます。

‐ 風来里馬小屋 乗馬体験:茨城県石岡市。初心者用講習後、森の中の乗馬を家族や友人と貸し切りで楽しめます。
 イベント

‐ 水戸の梅まつり:2月中旬〜3月下旬 水戸市・偕楽園。

‐ 日立風流物(ひたちふうりゅうもの・ひたちふりゅうもの):日立市に伝わる民俗文化財であり、鎮守 神峰神社に伝わる、可動・変形する大きな山車とその上で行なわれるからくり人形芝居を指す。毎年4月中旬に行われる「日立さくらまつり」で公開される。

‐ 水戸黄門まつり:水戸市で開かれる水戸藩二代目藩主 水戸光圀をたたえる祭り。
 

 

アクティビティ

- 竜神バンジージャンプ:竜神大吊橋からのバンジージャンプ。高さは日本一の100メートル!常設開催サイトとしては日本最大級です。バンジージャンプが得意な方も「想像以上のスリル」というこのバンジージャンプ、スリルを味わいたい方に。

- ブルーベリー狩り:茨城県内のいくつかの場所で6月初旬~9月初旬に楽しむことができます。

- 地引網体験:大洗サンビーチ 南側では、4月~10月頃の早朝に、船で大きな網を海に広げ、大勢の人で網を引き魚を捕る地引網を体験することができます。